グリ(推定3~4歳・♀)ミニチュアシュナウザー

神奈川県動物保護センターからの保護犬で、ビビリなミニ・シュナの女の子です。

肋骨が何本もくっきり確認できるほど痩せています。被毛は悲惨な状態だったので引き出し後丸刈りとなりましたが、体のあちこちや耳の中にも掻き壊しのようなカサブタがたくさんあり、今までの飼育状況が過酷であったことが想像されます。今後清潔な環境と良質なフードで改善されていくことと思います。

そんな状態でも、この子は人間を信頼し、頼りきっていて真っ直ぐと見つめてきます。撫でると体をすっかり預け、クリクリの目で見つめてきます。そんな無垢な目を見ていると、人間である自分が恥ずかしくなるほどです。

今まで外の環境にあまり連れて行ってもらえなかったのか、道路を歩くのが怖いようです。少しずつリハビリで歩く練習をしています。

排泄も外ではしません。サークルに敷き詰めたシーツの上で排泄していますが、シートの認識があるかどうかは今後も観察が必要です。

人が立って近寄ると怖いのか、伏せて固まってしまいます。犬に対しては、興味はあるようで匂いを嗅ぎに行きますが、相手がこちらを向くと引いてしまいます。

オヤツは口を大きく開けてアグアグと食べ、親鳥からエサをついばむヒナの様子に似ていてこれまた可愛いです。

性格的には初心者でも飼育可能と思われますが、あまり小さなお子さんがいない静かなご家庭に向いています。シュナウザーは定期的なトリミングが必要な犬種です。

室内飼育でお願いします。