MOMO(推定2歳・♀)ビーグルMix

神奈川県動物保護センターからの保護犬です。

右耳の先から4センチほど人為的に切られたと思われる傷があります。そのまま完治していますが、左耳にも小さな傷跡がいくつかあり、なんらかの虐待を受けていた可能性があります。

にもかかわらず、彼女の無垢で素直な心はまっすぐなままです。ひねくれたり荒んでしまったようなところはまったくありません。人がすること、してくれることを、ただ静かに受け入れているように見えます。

人に対する甘え方をまだ知らず「嬉しい、楽しい、好きよ」という気持ちをどのように表現したらよいのか迷っているようなところがあります。そして長いしっぽを鞭のようにしならせ、振り回し、がむしゃらに人の後をついて回っています。

目が合うとぱっと表情が明るくなるのに、頭をなでると全身がぎゅっと硬くなってしまうような時もあります。

オスワリやマテなどの基本的なしつけは何も入っていませんが、まずは人の手は恐くないということ、人と一緒にいると楽しいということを教えてあげることが必要でしょう。

心を閉ざしてしまっているわけでもなく、また臆病なタイプでもないので、おそらくすぐにでも家庭犬として、楽しくにぎやかに振舞うことができるようになると思います。預かり宅に来て3日ほどですが、時折見せるしぐさから、おそらく本来は活発で明るいタイプの子だと思われます。

また今は腰骨が浮き出るほどガリガリに痩せて体力もあまりないようですが、健康になればタフに活動できるタイプでしょう。

室内飼育が必須条件です。