神奈川県動物保護センターからの保護犬です。
3か月前の保護時には気管支炎や排泄困難などの症状があり、体力も落ちていたので一時は危ない状態でしたが、獣医師の丁寧な診療と投薬により、健康を取り戻しました。
しかしこれまで酷使されてきた体には、取り戻せない部分もあります。歯はほとんどありませんし、軽い白内障があるために視界が狭いようですが、今のところは日常生活に支障はありません。
つぶらな瞳やちんまりとまとまった可憐な容姿からは想像できませんが、性格はとても大らかで肝が据わっています。経験不足をものともしない落ち着きぶりで、新しいことを受け入れています。神経質なところや気の弱いところはなく、かといって我を張ったりすることもなく、のんびりと、しかし着実にわが道を行くというようなマイペースな女の子です。
一般家庭での生活に不慣れだということもありますが、ちょっとおっちょこちょいで、とぼけている面が多く見られ、彼女のおかげで預かり宅には笑いがたえません。彼女自身もいつもご機嫌でニコニコと楽しそうに暮らしています。
愛情表現はまだ不器用ではありますが、一生懸命に想いをぶつけてくる様子には胸を打たれます。いつでも誰にでも愛嬌を振りまいてかわいがられるタイプですが、家族には特別に深い愛情を示してくれるはずです。
室内飼育が条件です。