かねてより親交のある動物保護団体さんからの依頼を受け、廃業ブリーダーから保護されたミニチュアシュナウザーを当団体でお世話・里親募集をすることになりました。
名前は「とんとん」。ミニチュアシュナウザーらしい、明るく賢く人懐っこく、好奇心旺盛で活発な男のコです。が、長くブリーダーの元で暮らしていたせいか、一般的な家庭生活に不慣れな面も。
また保護後に判明したのですが、脾臓に悪性腫瘍があったため摘出手術を受けるなど、とんとんのここ数ヵ月の生活は「環境の変化」「手術」とめまぐるしく変動しています。
そんなふうに、なかなか落ち着いた生活を送ってこれなかったとんとんのこれからを、愛情と幸せで満たしてくださる里親さまを募集します。
性格
「ミニチュアシュナウザー オス 性格」と検索するといの一番に出てくるように、やんちゃで甘えん坊を絵に描いたような性格です。
また、聡明で人間に対しては非常に友好的な面も、ミニチュアシュナウザーらしさ満点。一度信頼関係が築ければ、真っ直ぐな瞳で見つめてくれる忠実なパートナーになってくれるでしょう。
一方で、実はとても観察眼が鋭いタイプ。新しい環境や初対面の相手に対しても、「ここはどんな場所かな?」「この人は信頼できるかな?」と、じっくり見極める冷静さを持っています。

ごはん
健康状態の項で後述の通り歯の状態が良くはなく、基本的にはドライフードをふやかした状態で食べてもらっています。
保護後、また預かりボランティアさん宅への引っ越し後は食べムラがあり、規定量を食べ終わらずに残したまま「ごちそうさま」してしまうことも。
ただ、預かりボランティアさん宅での生活環境に慣れてきた今は食欲も安定し、量もしっかり食べてくれるようになっています。
散歩
ブリーダーのところで散歩をさせてもらっていなかったのでしょう。保護後すぐは、散歩が苦手でした。
現在も、スタスタ歩けるようになった…というわけではなく、スリングに入ってもらっての“抱っこ散歩”がメインになっています。
まったく歩けない…というわけではなく、今は見るもの・聞くもの・匂うもののすべてに反応して、日々学んでいるところだと思います。
徐々に歩くことにも慣れ始めているので、これからの散歩トレーニングの様子を逐一アップデートしていきます。

トイレ
環境が変わると最初はマーキングをしてしまったり、失敗してしまうこともあります。
しかし、預かりボランティアさん宅ではお庭ですることを覚えたようで、排泄はすべて外。室内で粗相やマーキングをすることはなくなりました。
留守番
留守番は問題なく、ゆっくり寝て過ごしてくれます。寂しがり屋な面もあるため少し鳴いてしまうこともありますが、人がいなくなって時間が経つと諦めて静かに寝て待つことができます。
いたずらをして困らせるような破壊行動は今のところ見られず、お留守番中は自分のベッドでリラックスして過ごしています。
他の犬との関係性
とんとん自身は上下関係をきちんとつけたいタイプ。預かりボランティアさん宅でゴールデン・レトリーバーの男のコに対してもマウンティングをして、さらにオムツを外した隙に先住犬の寝床にマーキングもして、とんとん的な上下関係をはっきりさせようとします。
上下関係といっても、とんとん自身に激しい攻撃性はありませんが、相手の犬によってはしつこく感じたりするかもしれません。
健康状態
血液検査では異常がなかったのですが、エコー検査で脾臓に腫瘤が見つかりました。未去勢での保護だったので去勢手術と同時に脾臓の摘出も行い、腫瘤自体はキレイに摘出を完了しています。
腫瘤を病理検査に出したところ悪性(=肉腫)との結果で、「悪性末梢神経鞘腫瘍の可能性が最も高い」とのことでした。
肉腫の中では最悪のケースと言われる血管肉腫ではなかったものの、浸潤性が高く、今後の転移の可能性も高い、とのことです。
現状で転移は認められず良好な状態ではありますが、今後も定期的な検査が必要です。
歯石について
全体的にキレイな歯をしているのですが、一部にびっしり歯石がついています。ただ、まだ腫瘤摘出の術後間もないこともあり、全身麻酔が必要なスケーリングはしていません。
ごはんを食べるときに少し痛がる素振りを見せるため、歯肉炎のケアのためのお薬を使って日々、口腔ケアをしています。

その他の留意事項
健康状態の項でも記載した通り、摘出したものの、とんとんの脾臓にあった腫瘍は悪性のもので、今後、転移する可能性が高いと言われています。
幸い、今は転移しておらず元気いっぱいですが、いつ転移するかはわかりません。3ヵ月後か、1年後か。獣医師によれば、「数年転移しないコも、例としてはあります」とも。
いつ何が起こるかわからない、という状況へのご理解をお願いいたします。
最後に
とんとんは今、繁殖犬から家庭犬としての暮らしをめいっぱい楽しみ始めたばかり。
10歳というシニア犬でありながら、子犬のようにキラキラした目でたくさんの“初めて”にワクワクの毎日を過ごしています。
「悪性腫瘍」と聞いたときは「なぜ?」「どうしてこんなにいいコが?」と疑問、そして悲しさで胸がいっぱいになりましたが、そんなことはつゆ知らず、とんとんは純粋に今を楽しんでいます。
そんな毎日が少しでも長く続きますように。
同じように思って、とんとんのこれからを愛情で満たしてくださる里親さまからのご応募をお待ちしています。
募集概要
- 募集番号:223n
- 仮名:とんとん
- 犬種:ミニチュア・シュナウザー
- 性別:オス(去勢手術済)
- 年齢:10歳
- 毛色:白黒灰
- 体重:約9kg
- サイズ:体長:約35cm、体高:約29cm
- マイクロチップ:済み
- 狂犬病ワクチン:R8年度接種済み(2026年3月12日)
- 混合ワクチン:2026年5月接種予定※脾臓摘出の手術から間もないため、再検査日の接種を予定しています
- フィラリア検査:陰性(2026年3月12日)
- フィラリア駆除:シーズン中毎月実施
- ノミマダニ駆除:済み(2026年3月12日)。シーズン中毎月実施
- 糞便検査:陰性(2026年3月19日)
- 血液検査:済み(2026年3月12日)
- 腹部エコー検査:2026年3月12日。脾臓に腫瘤あり
- その他:脾臓摘出手術(2026年3月19日)。肉腫の診断。歯肉炎治療中。
- お見合い場所:東京都町田市
応募条件
すでに10歳、かつ今後のとんとんの健康状態等も鑑みて、年齢制限を「70歳未満」とさせていただきます。
また、お住まいのエリアに関しても範囲を広げます(町田市の預かりボランティアさん宅から車で片道3~4時間程度)ので、気になる方がいらっしゃいましたら一度、ご相談ください。
詳細はこちらのページでご確認ください。
とんとんの最新の様子
とんとんの普段の様子は、保護っこ日記でご覧いただけます。
