神奈川県動物保護センターからの保護犬です。108cヨーキー♂と一緒にセンターに収容されていました。
出産経験が何度もあるようです。そのためでしょうか？母性本能が強くあるようですが、気の強さは微塵もありません。
一緒に過ごしてきた♂を守るように立ち、また♂犬に薬を飲ませている間心配そうに声を出していました。ボロボロの状態で保護され、飼い主が現れなかった事実から考えると、家族として愛されていたとは到底思えません。
幾たびかの出産でカルシウムが不足したせいなのか、歯も酷い状態で相当数の抜歯が必要でした。前足が少し湾曲していますが、こちらもカルシウム不足のせいでしょう。日常の生活にはまったく支障はありません。
ケージの中でもいっさい吠えることなく、おとなしく落ち着いて過ごせます。犬に対しても現在のところまったく問題ありません。
これからの犬生は、甘えられる喜びや人から愛される喜びをたくさん感じてほしいと思います。静かで落ち着いた環境が向いていると思われます。
左後肢の膝蓋骨亜脱臼（パテラ）があります。高齢犬特有の心臓病については、ごく初期の段階にあるようです。現状ではほとんど心配ありません。定期的にトリミングが必要な犬種です。室内飼育でお願いします。
